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偏屈のすすめ [その他?]
幻冬舎刊
まえがきは「日本人で、わたしのブランドを知っている人は1%もいないだろう」で始まります。 フランス生まれの時計師フランソワ‐ポール・ジェルヌ氏の記述と著者の高木教雄氏のANALYZEが交互に書かれています。ジェヌル氏の記述に対して高木氏が分析・解説を行うという形です。基本的には高木氏がジェヌル氏にインタビューしていますが、マスコミ等への発言をほとんどしない氏へのインタビューは、高木氏とジェヌル氏の信頼関係のおかげかと思います。表題の「偏屈のすすめ」ですが、ジェヌル氏の基本姿勢「自分を信じ切ることで唯一無二のものが生まれる」から来ています。 ジェヌル氏は「自分を信じ切る=他人を信用しない」ではないんですよ、興味の無い事は他者まかせで興味のある時計(それもケースなんかには興味が無くて、対象は時計のムーブメント・機構のみ)に全身全霊を掛けて来たからこそ、それなりの成果が出ているのかと思います。
この本は書店の「時計コーナー」で見付けました。でも内容は「生き方」なんですよ。でも「偏屈」をすすめられてもなかなか真似できません。
まえがきは「日本人で、わたしのブランドを知っている人は1%もいないだろう」で始まります。 フランス生まれの時計師フランソワ‐ポール・ジェルヌ氏の記述と著者の高木教雄氏のANALYZEが交互に書かれています。ジェヌル氏の記述に対して高木氏が分析・解説を行うという形です。基本的には高木氏がジェヌル氏にインタビューしていますが、マスコミ等への発言をほとんどしない氏へのインタビューは、高木氏とジェヌル氏の信頼関係のおかげかと思います。表題の「偏屈のすすめ」ですが、ジェヌル氏の基本姿勢「自分を信じ切ることで唯一無二のものが生まれる」から来ています。 ジェヌル氏は「自分を信じ切る=他人を信用しない」ではないんですよ、興味の無い事は他者まかせで興味のある時計(それもケースなんかには興味が無くて、対象は時計のムーブメント・機構のみ)に全身全霊を掛けて来たからこそ、それなりの成果が出ているのかと思います。
この本は書店の「時計コーナー」で見付けました。でも内容は「生き方」なんですよ。でも「偏屈」をすすめられてもなかなか真似できません。
猟師の肉は腐らない [最近評判の本?]
新潮社刊
著者の小泉武夫氏は東京農業大学名誉教授で農学博士だそうです。食文化の専門家なのでその関連の本も結構出されている様です。 この本は本屋で平積みされているのを見て、このタイトルから何となく「外れ」では無いというのを感じで買ってきました。 この思い込みは正に正解で、就寝前に読むのですが、早く読んでしまいたいという気持ちと、一度に読んでしまうのがもったいないという気持ちが50%づつだったですな。
阿武隈の山奥に暮らす猟師の義っしゃんとの交流が、その土地の方言そのままで書かれています。義っしゃんの山小屋の囲炉裏端で酒を飲み、クサヤを食べ、どじょう鍋をかき込み、義っしゃんと猟犬クマと共に山を駆け、魚を採り、蜂に刺され、蛇に噛まれながらの数日に心躍ります。 これ小説ではなくフィクションなんですよ、濁酒と猟銃関連は書いても大丈夫かな?とちょっと心配しますけど。
著者の小泉武夫氏は東京農業大学名誉教授で農学博士だそうです。食文化の専門家なのでその関連の本も結構出されている様です。 この本は本屋で平積みされているのを見て、このタイトルから何となく「外れ」では無いというのを感じで買ってきました。 この思い込みは正に正解で、就寝前に読むのですが、早く読んでしまいたいという気持ちと、一度に読んでしまうのがもったいないという気持ちが50%づつだったですな。
阿武隈の山奥に暮らす猟師の義っしゃんとの交流が、その土地の方言そのままで書かれています。義っしゃんの山小屋の囲炉裏端で酒を飲み、クサヤを食べ、どじょう鍋をかき込み、義っしゃんと猟犬クマと共に山を駆け、魚を採り、蜂に刺され、蛇に噛まれながらの数日に心躍ります。 これ小説ではなくフィクションなんですよ、濁酒と猟銃関連は書いても大丈夫かな?とちょっと心配しますけど。
「地震予知に挑む」「地震予報」 [新書]
PHP新書
串田嘉男氏著作の2冊です。2000年に「地震予知に挑む」が出版され、2012年に「地震予報」が出てます。
この方の事は確か一冊目の本が出る前後に週刊朝日に掲載された記事で初めて知りました。串田氏は結構有名な天文家の様で、氏の名前が付いた天体も有るそうです。それが何故地震予知になるのかといえば、彗星群は到来した時等にその数をカウントする方法として、離れた場所のFM放送を受信するのだそうです。FMは地球を取り巻く電離層で反射されないので、遠くの地域まで届かないのですが、彗星が電離層を通過した時にFM電波を反射するそうで、届いたFM電波を解析する事で、地球に届いた彗星の数が判るそうな。この方法で観測をしていた時に、彗星が降ってきていないにも関わらず、異常にFM電波が観測された事が有り、その少し後に発生した地震との関連を調べ始めたのがきっかけで、多分氏は今日もその研究を続けていると思います。私財を投じた観測は大変ですが、世の中特に学会や地震予知に関する学者からは殆ど認められていない事は、例えば神戸の地震から先の東北の地震の報道を見れば判ります。串田氏が認められないのは氏の方法が間違っているのか?怪しいのか??眉唾なのか???学者や学会の方に問題が有るのか???? 昔からとんでもない発見をした人は異端児扱いされるのが常道ですけど、この本を読む限り「そこそこ」「時々」当たっているのも確かな様で、国も思い切って検証してみる値打ちが有るんじゃなかろうか・・・
串田嘉男氏著作の2冊です。2000年に「地震予知に挑む」が出版され、2012年に「地震予報」が出てます。
この方の事は確か一冊目の本が出る前後に週刊朝日に掲載された記事で初めて知りました。串田氏は結構有名な天文家の様で、氏の名前が付いた天体も有るそうです。それが何故地震予知になるのかといえば、彗星群は到来した時等にその数をカウントする方法として、離れた場所のFM放送を受信するのだそうです。FMは地球を取り巻く電離層で反射されないので、遠くの地域まで届かないのですが、彗星が電離層を通過した時にFM電波を反射するそうで、届いたFM電波を解析する事で、地球に届いた彗星の数が判るそうな。この方法で観測をしていた時に、彗星が降ってきていないにも関わらず、異常にFM電波が観測された事が有り、その少し後に発生した地震との関連を調べ始めたのがきっかけで、多分氏は今日もその研究を続けていると思います。私財を投じた観測は大変ですが、世の中特に学会や地震予知に関する学者からは殆ど認められていない事は、例えば神戸の地震から先の東北の地震の報道を見れば判ります。串田氏が認められないのは氏の方法が間違っているのか?怪しいのか??眉唾なのか???学者や学会の方に問題が有るのか???? 昔からとんでもない発見をした人は異端児扱いされるのが常道ですけど、この本を読む限り「そこそこ」「時々」当たっているのも確かな様で、国も思い切って検証してみる値打ちが有るんじゃなかろうか・・・
「あまちゃん」はなぜ面白かったか? [小林信彦氏]
検察側の罪人 [雫井 脩介氏]
失踪日記~うつうつひでお日記~アル中病棟~あるこーる白書 [最近評判の本?]
海と月の迷路 [大沢在昌氏]
いちえふ [最近評判の本?]
LIAR ライアー [大沢在昌氏]
新潮社刊
嫁さん(主人公)が裏稼業。小学生の子供も居るけど。旦那に悟られず? その旦那の死に泣きもせず、取り乱さず、冷静に居ればそりゃ怪しいわな。でも読み始めるとホント止まりませんでした。ほとんど一気読み状態で、最近の大沢本では珍しいですヨ。 主人公の裏稼業は「国の殺し屋」です。それも海外での仕事専門の組織。だれが本当の事を知っているのか?だれが信用できるのか?殺された旦那は??最後に「同僚」に放つ主人公の「あなたは引退したら何も残らない。役に立たなくなった元人殺し。わたしは母親で、子供がいる」が彼女の胸の内を物語り、心に響きました。決して安心できない状態でのエンディングは稼業が稼業なので仕方ないけど、息子は明日からの登校どうするの。
この本の作りなんか雑誌みたいです。
なんか安っぽく感じます。
嫁さん(主人公)が裏稼業。小学生の子供も居るけど。旦那に悟られず? その旦那の死に泣きもせず、取り乱さず、冷静に居ればそりゃ怪しいわな。でも読み始めるとホント止まりませんでした。ほとんど一気読み状態で、最近の大沢本では珍しいですヨ。 主人公の裏稼業は「国の殺し屋」です。それも海外での仕事専門の組織。だれが本当の事を知っているのか?だれが信用できるのか?殺された旦那は??最後に「同僚」に放つ主人公の「あなたは引退したら何も残らない。役に立たなくなった元人殺し。わたしは母親で、子供がいる」が彼女の胸の内を物語り、心に響きました。決して安心できない状態でのエンディングは稼業が稼業なので仕方ないけど、息子は明日からの登校どうするの。
この本の作りなんか雑誌みたいです。
なんか安っぽく感じます。
地元のBOOK・OFF [古本屋]
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